先日、社葬のご葬儀で、オリジナルの生花祭壇を制作しました。音楽に親しんだ故人様を偲び、花で大きなト音記号を描いた祭壇です。今回は、デザインを考えるところから完成までの流れをご紹介します。
故人様らしさを、どう形にするか
デザインを考えるにあたって、大切にしたのは次の3つです。
- 音楽に親しんだ故人様とご家族の「らしさ」を大切にしたものであること
- 社葬にふさわしいものであること
- ご参列いただいた方の記憶に、いつまでも残るものであること
CGで2つの案を作り、見比べる
実際の式場の写真にデザインを重ねて、CGで2つの案を作りました。ひとつは、緑の五線譜の上に白い花で音符を描いた案。もうひとつは、白い花の曲線でト音記号を描いた案です。
音符の案は、ひと目で音符と音楽を連想でき、かわいらしいのが良いところです。ただ、五線譜の間の緑で全体が暗くなり、迫力が出ない可能性がありました。一方、曲線の案は、遠くからは流れるような模様に見え、よく見るとト音記号だと気づくデザインです。
2つを見比べ、仕上がったときの立体感と、「よく見るとト音記号」と気づいていただけるところから、曲線の案を採用しました。
はじめての取り組み、幅9mの大型生花祭壇にト音記号を2つ
幅9mの大型生花祭壇にト音記号を2つ、左右に描きます。当社としても、はじめての取り組みです。
制作するのは、当社が運営する生花店のスタッフです。段に組んだ土台に白菊を一本ずつ挿し、なめらかな曲線になるよう手で整えながら仕上げていきました。
ご家族のご要望で、黄色とオレンジに
デザインの段階ではピンクを基調にしていましたが、ご家族のご要望をうかがい、故人様が好きな黄色とオレンジに変更しました。また、故人様がお召しになった黄色のウェディングドレスのお写真を拝見し、黄色の色合いを合わせています。あわせて黄色の胡蝶蘭を調達し、祭壇全体の色合いをそろえました。
明るく華やかな祭壇が完成
明るく華やかな、オリジナルの生花祭壇が完成しました。
故人様らしいお見送りのご相談を
当社は生花店を自社で運営しているため、祭壇のデザインのご相談から制作まで、一貫してお任せいただけます。好きだったこと、大切にしていたこと、その方らしさを祭壇の花で表すこともできます。ご葬儀のご相談の際に、担当者へお気軽にお話しください。
稚内で61年。これからも、おひとりおひとりに寄り添ったお見送りをお手伝いします









